栃木県の話を再び

正楷書の「栃」で思い出して、明治10年の『官員名鑑』(弘道軒)と『官員録』(明朝体)で栃木県をどのように表記しているかみてみた。
目次では異なる。

しかし本文はというと、

「栃」の字は明治5年の太政官公印に従い、明治12年に正式に(誤字に)統一されたと『日本の漢字』(中公文庫)にある。
明治10年には出現しなくて当然ということ。