2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「強」がない!

森川龍文堂の正楷書切り出しはやっと三画の部首が終わったところ。先は長い。 で、「強」が「强」の字体しかないことに気付いた。弘道軒や文部省活字は「強」。 で、サブセットの津田三省堂はと見ると、「強」がない!

「匁」の部首

常用漢字から削除されそうな「匁」だが、謎の多い文字。多くの漢和辞典が国字説をとるなか、最近は漢字説が有力な様子。 国字説は「文とメの合字」で江守賢治『解説字体辞典』はこちら。漢字説は古いものでは『漢字要覧』に「匁ハ錢ノ俗書ノ省文ニテ」とある…

さらに正楷書の漢字

Ext.Bにはないが、CかDに入ったらしいもの。

正楷書のすごいところ

7000字のセットで、平気で50000字セットを超えてくる。

二つあっても

同じ字なのだろうか。

見本帳なのに

活字の顚倒。

印刷図書館

6月5日に再訪。6日の『アド街』で新富町特集、5位に出ていた。先日司書さんの言っていた「撮影」はこれのことだったか。明治20年11月の大阪国文社の見本帳、明朝四号と楷書五号の総数見本。漢字は清朝に似ているがサイズが……。築地活版の楷書と比較したい。…

『雨前の桜』と弘道軒の比較

『雨前の桜』には明朝体の混植があり、ボディサイズの異なる清朝ではあり得ない。 しかし、漢字については非常によく似ている。「亰」を官員名鑑と比べても似ている。『小説神髄』と比べても「思」「小」など結構似ている。仮名は違うようだが。

森川龍文堂正楷書18ポイント切り出し開始

とりあえず312字。 コピーからのスキャン(1200dpi)なので、シャープではないのが残念。 不思議なのはボディサイズ(約6.3mmのはず)をはみ出す字があること。 また、さすがに字種数は多い。 「人」部の漢字だけで、 森川龍文堂 235字(新略字つまり新字体…

弘道軒清朝四号清刷の切り出し終了

漢字総数は4888字でした。 内容についてはぼちぼち整理していきます。次は正楷書。津田三省堂と森川龍文堂の18ポイント。字形は見たところ同一。 7000字以上ある。