2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
大熊肇さんの『文字の組み方』(誠文堂新光社)、p24-25に字体のおかしな楷書フォントの話が出ている。 その中でちょっと引っかかったのが「令」の字体。大熊さんは欧陽詢の字を引いて「一般的な楷書」としている。 HNGで検索すると、http://www.joao-roiz.j…
正楷書活字表の切り出しを終了。改めて元ネタを書いておく。 表紙は『正楷書活字標本』、扉は「正楷書活字表」、柱は「正楷書字体表」。 1964年、岩田母型製造所版。小宮山博史氏の注記によれば、 「昭和13年1938の昌榮堂活版の見本ズリ(印刷大観中)と同様…
左はExt.Bに、右はExt.Dにある。 しかし腑に落ちないことに、正楷書の見本帳には、 BMPにある「頟(U+981F)」と「雒(U+96D2)」がない。 異体関係とは思い難いのだが。どうなのだろうか。
4749ではなく、8499というご指摘。8499は、 がある。そうかもしれない。
U+2B42E。 一方、これは「配」。
たかが7300字の見本帳で……。こちらは「躥」(8EA5)としておいたが、どんなものか。
一応Ext.Aの「䝉」(4749)としておく。こちらは、 U Hz U SourceのUTC00840。Ext.Dだ。
Ext.Bの27612は「𧘒」。衣偏に八を横線で消したような字形で、康熙字典に従っている。 この旁は「凡」かもしれない。 一方、正楷書にはこんなのが。 一応同じ字だとしておく。少々疑問。
艸部298字中、UCS不明字は一字のみ。艸冠に「歰」、「歰」は「渋」の異体なので、Ext.Cの2B289(艸冠に渋)と異体関係にあるものと思われる。
「䐁」である。「豚」ではない。意味は臀らしい。または肥とか。いっぽう、また分からない字。このごろちょっと見つけられないとすぐここに載せるようになってしまった。
相変らずの正楷書。 まずはこの字。 「箑」でいいのだろうか? この字形はどこかで見たことがあるのだが。次に「籾」。JISの字体変更(UCSでも統合)はどうも引っかかる。 それが糸偏となると……、 どういうことなのだろうか。