2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

築地活文舎の変体仮名

『聚珍録』より

弘道軒清朝四号の変体仮名

手持ちの資料ではこれだけ。 117字ではとてもすべてとは言えないが、ま、とりあえず。 144dpiに落としているので読めない字もあるかも。 権利はイワタさんにあるのでトレースは(無理だけど)しないように。

連綿の仮名

青山進行堂『活版略見本』所収の築地四号つづきがな。(小宮山博史先生より)試しに組んでみると、

縦組プロポーショナル

聚珍録より、明治19年の築地四号楷書広告。 府川氏は『夏木立』まえおきを、この「扁平格の仮名」と書いてた。

縦組プロポーショナル?

昨日の授業の参考資料に山田美妙の「夏木立」が出た。これは弘道軒清朝ではなく築地の四号楷書だが、仮名をどう詰め込んだのか不思議な組版。画像は『聚珍録』経由。『聚珍録』の画像ってDL可能なんだね。

戦後の大日本印刷の字体

特別に明朝体の話を。大日本印刷の明朝は戦後、当用漢字字体表にならって作り直された。 中でも特徴的なのが「家・塚・印」。 今回モリサワリリースの秀英明朝はAdobeJapan1準拠のため、その特徴を失った。 「家・塚」についてはMS明朝が同じ字体を守ってい…