朔風拂葉


「拂」は当用漢字表ではこの形だが、当用漢字字体表で「払」の形となった。
すでに大正8年の漢字整理案でも「許容体案」に出てきてはいる「払」だが、一般に用いられた様子は見えない。もっとも手書きでは使われたかもしれない。

弘道軒清朝四号に「払」があるのは、おそらく当用漢字字体表以降に作られたものだろう。

ちなみに、康熙字典には補遺に「払」が存在するが、「拂」の略字ではなく、別字扱い。